矯正歯科


Orthodontics

以前は歯列矯正治療と聞くと、メタルブラケットを使用し、笑った時に目立つといったネガティブなイメージが一般的でした。しかし、細菌では歯列矯正の技術が進歩し、目立たないセラミック製ブラケット、ホワイトワイヤー、透明なマウスピース矯正など、審美的な治療方法が可能となりました。成人になると、生活環境や、イフステージ(就職、留学、結婚、社会復帰など)が異なるため、治療に費やすことができる期間や費用、治療のタイミング、痛みの感じ方など、個人差があります。


さらに、最近ではマスク着用が一般的になり、外見の懸念が少なくなり、治療に前向きな患者様が増えています。当院では、患者様の理想を形にしやすい環境や設備を整えることを非常に重要視しています。

当院の矯正歯科メニュー

従来のマルチブラケット矯正


マルチブラケットは、矯正治療で広く採用されているワイヤー矯正法の一つです。この治療法では、歯に専用の接着剤を用いてブラケットを取り付け、ブラケットにワイヤーを通し、歯を少しずつ移動させていきます。各歯に個別にブラケットを設置できるため、患者様に合わせた精密な治療が可能です。

矯正治療にはさまざまな方法が存在しますが、マルチブラケット法はその中でも特に歯の微細な移動が可能なため、難しい症例に対応できる利点があります。

矯正治療は通常長期間にわたるもので、歯科医院を頻繁に訪れる必要があるため、地域や引越しの事情による制限も考慮に入れるべきです。

また、マルチブラケット法では装置を外すことが難しいため、歯と装置の間に汚れが蓄積しやすく、虫歯のリスクが高まることにも留意が必要です。歯の日常的なケアを怠らないようにしましょう。

マウスピース矯正は取り外しが可能なため、食事や歯磨きが容易ですが、効果的な治療を望む場合には、マルチブラケット法のように固定された装置が適していることもあります。どちらがご自身に合っているのか、ご相談しながら決めていきましょう。

ブラケット矯正

部分矯正



プチ矯正

部分矯正、またはプチ矯正と呼ばれる治療法は、歯並びや噛み合わせ全体を矯正するのではなく、特定の問題箇所に焦点を当てて治療を行う方法です。この治療法では、上の歯、下の歯、または前歯など、特定の部分に問題がある場合にその部分だけを改善します。

通常の歯列矯正というと、全体に装置を取り付け、歯全体の位置を調整するというイメージがあり、費用や治療期間がかさむことがあります。それに対して、部分矯正は必要な箇所のみに矯正装置を設置するため、費用や治療にかかる時間を節約できることが魅力です。

部分矯正は、気になる歯の一部分だけを改善し、その他の歯には装置を付けないため、治療がよりピンポイントに行えます。

プチ矯正

インビザラインGO

インビザラインGOは、歯の矯正を行うためにマウスピースを使用する治療法の一つです。この治療法は、2018年に導入された新しい歯の矯正システムです。

インビザラインGOは、奥歯の2本を抜いた範囲内の10本の歯に対して矯正を行う方法です。また、最新のシステムを使用して、その日に歯の矯正が適切かどうかを判断することができます。

この特徴により、従来の歯の矯正や一般的なインビザラインでは難しかった、歯の矯正の実施可能性を迅速に判断することができるのが、インビザラインGOの利点です。

インビザライン

目立ちにくい審美ブラケット


審美ブラケットは、歯の審美性を考慮して設計された矯正装置で、透明や白色、歯に近い色をしており、歯の色に調和して目立ちにくくなっています。これに加えて、接着剤、固定材、クッション材、ワイヤーなどの矯正装置の構成部品も見た目に配慮した素材が使用されています。

矯正装置全体が審美性を考慮してデザインされているため、患者にとって非常にありがたい点です。また、審美ブラケットは汚れや変色が少ないため、装着していることが他人に気づかれにくい要因の一つとなっています。

審美ブラケット・ワイヤー一覧

ブラケット(セラミック・ハイブリッド)/ワイヤー(ホワイトワイヤー・グレーワイヤー)

審美ブラケット・ワイヤー

マウスピース矯正


インビザラインは、透明で薄いプラスチック製のマウスピース型矯正装置です。そのため、目立たず他人に気付かれにくく、見た目が良いというだけでなく、口の中でも自然で不快感が少なく感じられます。さらに、食事や歯磨きの際には簡単に取り外すことができるのが特徴です。


当院ではインビザライン・・スマイルトゥルー・クリアアライナー・GIKOアライナー・ローコスト・アソアライナー・スターアライナー等幅広く取り扱っております。

マウスピースをはめている

小児矯正について

小児矯正、または第一期治療と呼ばれるものは、通常6歳から12歳までの年齢層で行われ、この時期に歯の並びを調整することには多くの利点があります。この年齢帯は、乳歯から永久歯に交代する時期であり、成長発育段階にあるため、顎のバランスを調整しやすく、歯の生えるスペースを確保しやすいという特長があります。

歯の模型とプレオルソ

当院の矯正歯科治療の設備

デジタルパノラマレントゲン


デジタルパノラマレントゲン

デジタルX線撮影では、従来のX線フィルム撮影に比べて照射線量が約半分程度で、パノラマX線撮影では放射線被曝量が従来のレントゲン装置の約4分の1に低減されます。そのため、女性やお子様にとっても安心して撮影を受けることができます。また、撮影が迅速に完了し、待ち時間が少ないのも特徴です。

セファロ


セファロ分析は側頭部のX線撮影だけで、多くの情報を得ることができるため、その最大の利点と言えます。世界共通の基準に基づいて情報が提供されるため、過去のデータとの比較や検討が容易です。また、血液検査のように侵襲的な要素がないため、お子様でも安心して受けられる検査です。

セファロ

ルミックス2(矯正治療の痛みを、ゼロにする半導体レーザー)


ルミックス2

歯の痛みを和らげるために使用される装置で、従来のレーザーよりもルミックス2はより深い部位(5cm~8cm)までレーザーを届けることができます。広範囲にわたる疼痛の軽減、組織再生の促進、治癒力の向上に効果があり、ルミックス2はコールドレーザーとして、熱を発生させずに患部に直接照射するだけの装置です。疼痛の緩和率は85%以上と見込まれ、矯正治療における痛みを軽減します。

iTeroエレメント5Dプラスシリーズ


治療後の自分の笑顔が予測可能です。

iTeroエレメント5Dプラスは、インビザライン治療後の自分の笑顔を確認できるため、治療へのモチベーションが高まります。治療を受ければどんな素敵な笑顔になるかを知ることで、口腔のケアへの意欲が高まり、予防歯科にも期待できるでしょう。

アイテロ

矯正歯科治療の流れ

①ご相談

患者様の希望や治療に対する質問、不安に思っている点をお話しください。

カウンセリング

②精密検査(レントゲン検査・歯の型取り(iTero エレメント5D プラスシリーズ・光学印象)

レントゲン撮影、歯の写真撮影、歯の型取り(iTero エレメント5D プラスシリーズ・光学印象)など、お口の中の精密検査を実施いたします。

検査結果を基に、治療計画を詳しくお伝えします。治療の進め方、所要時間、費用、支払い方法等、患者様が納得の上で治療を開始できるように、丁寧に説明を行います。

デジタルパノラマレントゲン

③装置の種類の選択

当院では、従来のマルチブラケット矯正、部分矯正、目立ちにくい審美ブラケット、マウスピース矯正を取り扱っております。患者様一人ひとりの状態に合わせて矯正器具の選択を行います。

装置の種類の選択

④矯正装置の装着 

矯正装置の取り付けを行います。初めて装置を付ける時はサポート

診察

⑤矯正の期間

装着する矯正装置の期間は、通常平均して2年ほどですが、患者様の骨格や症状に応じて、治療期間は変わります。具体的な期間については、初診時に詳細をお話しします。また、治療中は約1ヶ月ごとに定期的に診察のための通院が必要になります。

マウスピースをはめている

⑥保定(後戻りの防止)

矯正治療が終わったら、理想的な咬み合わせを維持し、歯の位置を安定させるリテーナー(保定装置)の使用が必要です。

矯正歯科のよくある質問

Q: 矯正歯科治療を始めるのに年齢は関係ありますか?


A: 矯正歯科治療は年齢に関係せず、どの年齢からでも始められます。年齢よりも、健康な歯槽骨が重要です。歯並びが気になる方は、いつでもご相談ください。お子さまについては、成長期を活かした治療ができるため、早めの受診がおすすめです。

Q: 矯正歯科治療中の歯磨きはどうすればいいですか?


A: 矯正装置を使用していると、食べカスや歯垢が口内に残りやすくなりますので、通常よりも丁寧な歯磨きが必要です。通常の歯ブラシの他に、小さな毛先を持つタフトブラシや歯間ブラシを活用することをおすすめします。

Q: 部活動に影響はでますか?


A: 接触の激しいスポーツや一部の楽器演奏には影響が出ることもありますが、これまでの経験から言えることは、大多数の場合には問題ありません。気になる方はお気軽にお尋ねください。

Q: 矯正装置が目立たないか心配です。


A: 矯正装置が目立ちにくい審美ブラケットや、ワイヤーもご用意しております。また、マウスピース矯正では、透明で非常に薄いプラスチックを使用し、患者様の歯型に合わせて作製するため、装着時の見た目の違和感もほとんどありません。ご安心ください。