ホワイトニングとは

ホワイトニングは、専用の薬剤を歯の表面に塗布し、歯の内部に入り込んだ変色や汚れを分解・漂白する治療方法です。これにより、歯の本来の美しい白さを取り戻すことができます。

歯は生まれたときには透き通るように白いですが、時間の経過とさまざまな要因でその白さを失うことがあります。例えば、コーヒーやお茶の摂取、喫煙などによる変色が挙げられます。飲食物やたばこに含まれる色素が歯の表面に付着し、少しずつ黄ばみを引き起こします。また、加齢による歯のエナメル質の減少や象牙質の変化も、白さを失う原因の一つです。

表面の着色や汚れに対してはクリーニングで改善できることがありますが、歯の内部に変色や汚れがある場合、クリーニングだけでは本来の白さにさせるのは難しいです。そのような場合にホワイトニングがおすすめされます。黄色みがかった歯を持つ方も、ホワイトニングによって憧れの白さを実現できます。美しい白い歯は、周囲の人々に良い印象を与えるだけでなく、自己自信にもつながります。歯医者で提供するホワイトニング治療を受ければ、素敵な笑顔を手に入れることができます。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

こんな方におすすめです

日常が忙しく、歯科医院に通う時間が確保できない

手軽に歯を白くできる方法を求めている

歯を白くする際にほとんど痛みを感じたくない

ホームホワイトニングのメリット・デメリット

当院では、ホームホワイトニングを取り扱っております。ホームホワイトニングとは、自分の家で簡単に行うことができるホワイトニング方法です。患者様の専用のマウスピースを製作し、特別なジェルタイプのホワイトニング剤を充填して使用します。

以下では、ホームホワイトニングのメリット、デメリットをご紹介します。

メリット

自分のペースで手軽にホワイトニングできる

自宅でのホワイトニングを行えば、旅行中や仕事の場所など、どこでも歯を白くすることが可能です。オフィスホワイトニングは歯医者に定期的に通院する必要がありますが、ホームホワイトニングは自分の好きなタイミングで手軽に施術を行うことができます。

ホワイトニングの効果が長期間持続する

自宅で行うホワイトニングでは、薬剤が徐々に歯に浸透することで、歯医者で行うホワイトニングよりも効果が長続きします。日常の食生活や歯のケア方法により差はありますが、一般的には半年から1年程度、効果が維持されるとされています。

費用を抑えることができる

2回目以降のホームホワイトニング治療をする時には、以前に作成したマウスピースを再利用することが可能です。このため、新たにかかる費用はホワイトニング薬剤のみとなり、長期的に見れば経済的にも負担を軽減できます。

安全性が高い

ホームホワイトニングに使用される薬剤は、「過酸化尿素」を主成分としており、これは安全性の高い低濃度薬剤です。歯を白くする作用は「過酸化水素」を用いた方法に比べて、しみる症状も少なく、安全性が高くなっています。歯科医院でのホワイトニング治療と比較しても、知覚過敏や不快感が少ないため、痛みに敏感な人にも適しています。

デメリット

継続的に施術を行う必要がある

自宅でのホワイトニングのデメリットとして挙げられるのは、歯科医院で行うホワイトニングほど早く効果が現れないことです。薬剤は時間をかけて徐々に歯に作用させるため、わずか1～2回の使用では白さは期待できません。さらに、効果を実感するためには、毎日、約2時間、継続的に施術を行う必要があります。

歯が白くなるまでに時間がかかる

自宅でのホワイトニングがいつから効果が実感できるか疑問を持つ人も多いです。通常、自宅で行うホワイトニングは、2週間程度続けた後に、徐々に希望の白さに近づき始めるとされています。即効性に劣る点がデメリットとして挙げられることもあるものの、安全で持続的な白さを求める方には、この方法が選ばれることが多いです。

ホワイトニングの注意事項・副作用

施術中や施術後に歯がしみることがあることがありますが、これは一時的な知覚過敏の状態で、徐々に収まることがあります。

お茶やコーヒーなどを摂取し、口を長時間ゆすがないと、ホワイトニングの効果が着色することがあります。口をこまめにゆすいだり、歯磨きをすることで、白さを持続させるのに役立ちます。

人工歯（差し歯、詰物など）を白くする効果は期待できません。

ホームホワイトニングの流れ

①診察

治療開始前に、患者様の口内状態を調べ、虫歯や歯周病の有無をチェックし、ホワイトニング治療が可能かどうかを判断します。虫歯や歯周病がある場合は、これらを優先して治療します。口内に異常がないことが確認できれば、ホワイトニングの目標となる歯の色を決定します。色の見本であるシェードガイドを使用して現在の歯の色を特定し、目指すべき色を設定します。治療後の変化を比較するために、治療前にお口の中の写真を撮影しておきます。