ホワイトニングがしみる原因と対策とは?


ホワイトニングで歯がしみることはあるのか?

ホワイトニングによって歯がしみることがあります。ただし、この症状の感じ方には個人差があり、必ずしも全員がしみるわけではありません。

ホワイトニング後のしみる感覚は、通常、数時間から24時間程度でおさまります。問題がなければ、48時間以内には気にならなくなることが多いです。

しかし、ホワイトニング後48時間以上経っても痛みやしみる感覚が続く場合は、歯や歯茎に何らかのトラブルが起きている可能性があります。このような場合は、歯科医院での診察を受け、相談することをおすすめします。

ホワイトニング

ホワイトニングで歯がしみる原因

ホワイトニングは、薬剤が歯の表面から内部に浸透することで効果を発揮します。この過程で、薬剤が歯の表面のエナメル質に通り道を作るため、冷たいものなどの刺激も通過しやすくなり、しみる原因となります。しかし、エナメル質の通り道は唾液中のミネラルによって約1日で修復されるため、心配はいりません。


しみる感覚には個人差があり、エナメル質の質と量も関係しています。エナメル質には神経が通っていないため、通常の刺激では痛みを感じることはありませんが、エナメル質が薄い人や亀裂がある場合は、しみやすくなります。


さらに、歯茎が下がって根が露出している場合も、しみる原因となります。この場合、しみるのはエナメル質ではなく、露出した象牙質であり、自己修復はされません。

歯が痛く頬を抑えている女性

ホワイトニングでしみたときの対処法

ホワイトニングで歯がしみるときの対処法をいくつか紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。

刺激の少ない飲食物を選ぶ


ホワイトニング後の24~48時間は、歯が敏感になりやすいので、刺激の少ない飲食物を選ぶようにしましょう。特に、冷たいアイスクリームや熱いお茶などは避けてください。

知覚過敏用の歯磨き粉を使う


知覚過敏用の歯磨き粉には、神経の感覚を鈍らせる硝酸カリウムや、神経までの道を塞ぐ乳酸アルミニウムが含まれています。これを使うことで、しみる感覚を軽減できるでしょう。

フッ素ジェルを使用する


高濃度のフッ素入りジェルを使うと、エナメル質を強化し、歯がしみにくくなります。これらのジェルは歯科医院で購入でき、使い方も丁寧に説明してもらえるので安心です。


最近では、市販の高濃度フッ素ジェルも手に入るので、すぐに歯科医院に行けない場合は、ドラッグストアやオンラインで購入するのも良いでしょう。

痛み止めを服用する


ホワイトニング後にしみる症状は、通常すぐに収まることが多いです。しかし、しみて痛みを感じる方もいます。痛みの感じ方には個人差があり、日常生活に影響を与える場合もあります。

もし、日常生活に支障をきたすほどの痛みを感じる場合は、痛み止めを服用するとよいでしょう。痛みに弱い方は、ホワイトニングを受ける際に歯科医師に相談して、必要に応じて処方してもらいましょう。

ホームホワイトニング中にしみたときの対処法


ホームホワイトニングでは、患者様自身がマウスピースに薬剤を入れて使用するため、ホワイトニング剤がマウスピースから溢れることがあります。この溢れた薬剤が歯茎に触れると、しみる症状が出る可能性があります。

薬剤が歯茎に付着した場合は、すぐにティッシュやガーゼで拭き取ってください。薬剤が多量に溢れた場合は、一度うがいをしてからやり直すと良いでしょう。

ホワイトニングに関するご相談は大谷歯科医院へ

ホワイトニングでしみる症状が出ることがありますが、通常は24~48時間以内に落ち着くため、あまり心配する必要はありません。ただし、48時間を過ぎても症状が改善しない場合は、無理をせずに歯科医院に相談することをおすすめします。


ホワイトニング前に虫歯や歯周病が見つかった場合は、まずその治療を優先します。これらの治療をせずにホワイトニングを行うと、しみる症状が強く出ることがあります。


ホワイトニング後は歯が敏感になるため、知覚過敏用の歯磨き粉を使ったり、フッ素コーティングを行うなど、歯の表面を保護することが大切です。しみる症状が気になる方は、ホームホワイトニングで低濃度のジェルを使い、少しずつ白くする方法も検討してみてください。


ホワイトニングに関してお悩みがある方は、前橋市の歯医者【大谷歯科医院】までどうぞお気軽にご相談ください。