マウスピース矯正
Mouthpiece
歯の矯正方法として注目を浴びているマウスピース矯正ですが、近年、値段の安いマウスピース矯正も増えており、矯正治療の費用に関して諦めていた人にとっては、魅力的な選択肢でもあります。
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を移動させる方法で、目立たずに矯正治療を進めることができます。その効果や利点に加え、装着時間に関するデメリットも考慮しながら、この治療法の特徴を理解し、適切な治療選択を行うのに役立つ情報を提供します。さらに、ワイヤー矯正との違いについても詳細に説明し、矯正治療の選択肢を幅広く知る手助けとなるでしょう。
インビザラインは、アメリカの歯科先進国であるアライン・テクノロジー社が開発した、歯並びを改善する矯正歯科治療の一つです。具体的には、「マウスピース型カスタムメイド矯正装置」というカテゴリーに分類されます。透明で目立たず、薄く軽いため、快適に使用できます。1999年にアメリカで販売が開始されて以来、2020年1月時点で世界100カ国以上で使用され、延べ800万人以上の患者による確かな実績があります。インビザラインは、マイナーチェンジの積み重ねにより、さまざまな症例に対応できるように進化しています。
クリアな見た目とシンプルな治療方法が特徴のマウスピース矯正です。歯並びの問題が軽度から中度の方を対象にご提案します。歯型はレーザースキャニングで採取して立体的なデジタルデータにし、アメリカのSmileTRU社に送信します。専用ソフトを使って歯を正しく美しい位置にデザインし直すのは、矯正を得意とする歯科医師を含むチームです。完成したマウスピースが届いたら、治療を始めましょう。1日に20時間ずつ装着し、2週間経ったら次のマウスピースに進みます。
上下それぞれ6本の前歯に特化した、部分矯正専用のマウスピース矯正です。歯並びの問題が軽度から中度の方が対象で、気になる箇所だけを治療したいという場合にご提案します。早ければ3ヶ月で治療終了です。もちろん、薄くて透明なマウスピースですので、着けていても気づかれにくいと思われます。外して普段通りに食事や歯磨きをすることもできます。
GikoAligner ®は、綿密なカウンセリングと細やかな調整が特徴です。データ化された歯型を元に、CAD/CAMシステムを使ってマウスピースを設計します。治療開始前にシミュレーションをお見せしますので、改善の経過や見込みをご確認ください。全部のマウスピースを1度に作るのではなく定期的に歯型を取るため、虫歯治療などで計画を修正することができます。5ステップ目には、進捗を載せたチェックシートをお届けします。
クリアアライナーは、歯のデコボコが軽度の方や前歯の隙間が気になる方にご提案します。硬さや厚さが違う3組のマウスピースを作製し、2週間ごとに交換して装着するシステムです。治療終了までに何回か型取りをするため、治療計画の調整もしやすいと言えます。国内の歯科技工所で作製しますので、海外製に比べると型取りからマウスピース受け取りまでの日数を短縮できるという特徴もあります。
クリアアライナーは、歯のデコボコが軽度の方や前歯の隙間が気になる方にご提案します。硬さや厚さが違う3組のマウスピースを作製し、2週間ごとに交換して装着するシステムです。治療終了までに何回か型取りをするため、治療計画の調整もしやすいと言えます。国内の歯科技工所で作製しますので、海外製に比べると型取りからマウスピース受け取りまでの日数を短縮できるという特徴もあります。
マウスピース矯正は透明で薄く設計されており、装着中でもほとんど目立ちません。お仕事中やプライベートで、口元の外見を気にする必要がありません。接客業や公の場で活動する方にも好評です。
マウスピース矯正は、食事の際に簡単に取り外せます。金属の装置のように食べ物が引っかかることはありません。
マウスピース矯正は、歯の動かし方を効率的にシミュレーションし、それに基づいて装置を製作します。このため、無駄な負担なく、痛みや違和感を軽減することができます。
マウスピース矯正には金属が含まれていないため、金属アレルギーの方やその心配がある方も安心して使用できます。
マウスピース矯正は2週ごとに新しい装置に交換し、歯を移動させます。また、取り外して洗浄できるため、口内を清潔に保つことができます。
金属の装置の場合、歯磨きが難しいことがありますが、マウスピース矯正では装置を取り外して通常通りの歯磨きが可能です。
マウスピース矯正の手順についてご説明いたします。
①初回相談
初回の相談では、歯の並びやご希望、日常生活の習慣などについてお伺いします。お悩みやご質問があれば、お気軽にお伝えください。
②検査・診断
虫歯や歯周病など口腔内の問題の有無をチェックします。
次に、お口の中の写真やX線写真を撮影し、口腔状態を全体的に検査します。その後、口腔スキャナーを用いて口腔の型を取ります。
■迅速かつ正確な型取り
当院では、iTeroエレメント5Dプラスを導入しております。
従来の型取りに用いられる印象材に比べ、不快感が少なく正確な型取りが可能です。小型のスキャナーを口内に数分間向けるだけで、口腔の状態をデジタルデータに変換します。これにより、物を口に含んだ際の嘔吐反応が出やすい方でも安心して型取りが行えます。
③詳細な治療計画の立案
検査データと相談内容を基に、一人ひとりに合わせた治療プランを立てます。
3dシミュレーションを使用し、歯がどのように変わっていくのかを確認することで、治療後のイメージができるようになります。当院では、治療期間や料金の詳細をお伝えし、患者様にご納得を頂いた後、治療を開始します。
④虫歯・歯周病の処置
検査で口内の問題点が発見された場合、矯正治療前に問題を解決することが望ましいです。
虫歯や歯周病がある方は、矯正治療に入る前に治療を行います。
⑤矯正治療のスタート
マウスピースが届き次第、矯正治療が始まります。
装着方法について詳しく説明いたしますが、1日に約20時間以上の着用をお願いします。
装着時間を守らず、またはマウスピースの交換時期を逃すと、予定通りに歯が移動しない可能性があります。
治療の進行状況をチェックするため、1~2ヶ月ごとに歯科医院への訪問が必要になります。
⑥保定期間
治療で使用した全てのマウスピースの使用が終わった後も、治療してすぐは歯が元の位置に戻ろうとするため、リテーナーと呼ばれる保定するための器具の使用を開始します。保定期間には、3ヶ月~6ヶ月おきに定期的な歯医者への来院が必要です。一人ひとりの状況に応じて、リテーナーの装着時間を少しずつ短くしていきます。
骨格的に重大な問題が存在したり、咬み合わせが著しく乱れている場合、インビザラインでは効果が十分に得られない可能性があるか、後戻りのリスクが高まることがあります。また、ワイヤー矯正の補助が必要な場合も考えられます。マウスピース矯正の適応状態を正確に評価し、患者様に適切に説明いたします。